土曜の夜と日曜の朝 第二十五回目
だいぶ、空いてしまいました。
ちょっと、いろいろハードデイズナイトでした。
一週間に十日来い。
いよいよ10月も半ば過ぎ。
ということは、GUGは今週からツアーが開始され、
2も1stアルバムをリリースし、ツアーが20日から開始。
初日の翌日は、いよいよ福岡にユースレコードの全メンツで乗り込みます。
今回のイベントの草案は、実はGUGの素生くんがきっかけでした。
福岡でツアーの予定があるので、
そこにくっつけてダイナーやりたいな、と。
で、お世話になっているアロハ...

土曜の夜と日曜の朝 第二十五回目


だいぶ、空いてしまいました。

ちょっと、いろいろハードデイズナイトでした。
一週間に十日来い。

いよいよ10月も半ば過ぎ。
ということは、GUGは今週からツアーが開始され、
2も1stアルバムをリリースし、ツアーが20日から開始。

初日の翌日は、いよいよ福岡にユースレコードの全メンツで乗り込みます。

今回のイベントの草案は、実はGUGの素生くんがきっかけでした。

福岡でツアーの予定があるので、
そこにくっつけてダイナーやりたいな、と。
で、お世話になっているアロハナインの皆さんと何かできたらなと。

僕が福岡に出かけると、いつも電話してくれる諏訪さん。
僕はもう洋服屋さんを辞めて15年くらい経っているのですが、
なぜかいつも気にかけてくれて、変わらぬお付き合いをしてくれているのが、
アロハナインの皆さんです。
僕は音楽屋なので、アロハナインさん的には僕なんかと付き合っても、
メリットないだろうにw

そんな中で、未だに変わらぬお付き合いをしてくれるのは、
本当に嬉しいことです。
多謝。

週末ダイナーとは、僕と素生くんが20代後半の時に立ち上げたイベントで、
バンドとDJを引き連れて全国各地で開催していました。
立ち上げてから何年か毎年行っていました。

基本的に公演は3、4バンド。
固定のメンツもいれば、各先々で参加してくれるスポット参加のバンドさんもいたり、
それはそれは賑やかな夜毎でした。
バンドの演奏が終わると、場所を移動して、街のナイトクラブにて
お客さん交えて公開打ち上げと称した、精鋭DJたちがスピンする音楽を背に飲み会を開いておりまして、
朝まで宴は続いてのでありました。カラオケ大会もやったなあ。
とにかく文字通り、狂騒、カオス。

イベントが終わると、誰もが灰色になっており、
演者もお客さんも潰れる者多数。
危険なイベントでした。

あんな夜は、もう今生では過ごせないなあw
いつからか僕らは当たり前に年を取り、
あの一瞬のきらめきを懐かしく思い出したりします。

でも、それでいいじゃないか。

10・21、ぜひ一緒に遊びましょう。

土曜の夜と日曜の朝 第二十五回目

音楽好きである、何て取るに足らない話はここで何夜分話したかはわからないが、
最近は忙しくてスポティファイなどを移動中に利用することが多いのだが、
とはいえ、部屋でアナログレコードをじっくり聴くという行為、時間は
とても贅沢かつ大切な時間にしております。
たとえぞれが合間の短い時間であっても。

レコード聴きながら、ゆっくりお酒でも飲みたいなあ。

というわけで、少々レコードの話を。

僕はLP(いわゆる大きい12インチと呼ばれるサイズ。304.8ミリ。)も勿論大好きなのですが、
シングル盤、7INCHがいちばん好きなアナログ盤でして。

何がどう違うのよ。
そんな2、3曲しか曲が入ってないものに。
今やお空や中空に死ぬほど音楽が浮かんでるじゃないの!
見れば何万ととんでもない金額のものもあるじゃないのよ!
そんな非生産性的な塩化ビニールにお金をかけて!かけれるわけないでしょう?

…..など、ごもっともなお声が飛んできそうです。
3千円も出せば、30曲ぐらい入った、素晴らしい新品CDのコンピレーション・アルバムが買えますからね。
サブスクは定額でたくさんの楽曲が聴き放題。
LPアルバムでも、良い編集盤やら、単独盤が手に入ります。
でも、これ損得とか利便や効率などで括る話ではないのです。

ロマンチシズムですね。
大きく言うと。
講釈させていただきます。

7 Inchとは、文字通り、大きさ(直径)が7Inchで、177.8ミリの物でございます。

まず小さくて可愛いのですよー。モノとして。
ジャケットもシングルならではのデザインで、いわゆるディスクレビュー誌などでは
掲載されず目にしにくい写真とかフォントとか、そういう創りモノを目の当たりにできるのです。

そして、一番大事なことが。

オリジナル盤(当時リリースされた)シングル・レコードは、音の厚みが断然違うのです。
レコードは曲数が少ないほど、収録時間が少ないほどレコードの溝を広くとることができるので、ダイナミックな音源を再現することができます。
また、回転数が大きい方が、単位時間で盤に触れる面積の大きくなるので音質は良くなると言われています。

いろんな諸説あり百見は一聞にしかず、という造語ではありませんがw
とにかく音圧がすごいのです。
こんなに?こんなに太い音が出るの!?

それは、自宅やクラブのなどの音場の音響システムで調整しても決して出す事の出来ない音域の部分で、
カッティング、プレスの時点から刻まれたその溝の独自性である。
そこと比べ、再発盤LPや海賊盤などは、「ん?これラジオ録音がマスター音源か?」などど
音質に不満に思わされることも多々ある。

この不満を一気に解消してくれて、
さらに音楽に向き合う時間の貴重さを
より立体的にしてくれるのが、この7inchレコードの
魅力です。
また7inchオンリーのレアバージョンも存在しており
そこも大きな魅力ですね。

音楽が気軽にダウンロード出来るようになった昨今。
こういう風に、すごく便利になった現在、データは落とせても、40年~50年前の“レコード盤”の空気までデータにするのは不可能。

先日、何かの記事を読んで、「MixよりもアナログでDJすることの方が重要だ」という記事がありました。

これは、きっと、綺麗にMixすることだけを重視するより、全体として自身ならではのカラーで流れの構成を作る、

他のDJがかけられないようなレア音源をかけるとか、

そういう機械や時代、機能では追いつけない何かにこだわっていくことが重要だということを言いたかったのかなと思いました。

今の時代はオートシンク機能で簡単にBPMが合わせられる時代です。

これは同時に、10年後に消える仕事のような話にも似た何かで、機械ができることを人間がやる必要がないという話ですね。

バンドの演奏ではないですが、
やはり上手いとか下手の技巧の話ではないのですね。

ひらめきや曲・そのDJならではのカラー、曲の深度から自分らしさを図ることが重要なのではないでしょうか。

話は反れましたが、7インチ・レコードには、そういう付加価値を楽しめる、最大の魅力があるのです。

そうそう、youth recordsの新人バンド「Layne」も7inchをリリースするのですが(1st 音源にしてレコードオンリー赤字覚悟リリース!w)
福岡のダブルオーさんでも取り扱っていただきます!
レコ屋ではなく、服屋なのに!でも音楽もファッションもユースカルチャーの一貫。どちらも重要ですね!
7インチですが、ダウンロードコードも付いております。


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最近のお気に入りの7inchたち。


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土曜の夜と日曜の朝 第二十四回目

本日は土曜日。
忙しい毎日ですが、息抜きの遊びもしないと、ということで、
今夜は東京代々木上原という、
特に自分も馴染みがない場所ですが、
ここでイベントを行うことにしました。
好きな仲間と飲食店でレコードをかけて、お酒片手に
おしゃべりをするようなイベントです。
入場料は無料。
馴染みない場所でやる、ってのもある種の醍醐味で。
知り尽くしたような場所でやるというのは
どこか安パイであり、先が見えてしまいます。、いい意味でも悪い意味でも。
こういう知らない場所でイベントを切るのも不安も残り、これまた一興。

イベントのTシャツを作りました。
正確には僕は手掛けていません。
一緒にDJをやる、スタイリストの伊賀大介くんの
アイディア、デザイン。
しかも、手に汗握る、デザイン!
ファッション云々、スタイリッシュにはほど遠く、心意気しかないデザインです。
なぜか、こういうものにばかり魅かれてしまう。。
バカだからでしょうか。

そうです。
要は遊びなんです。
身入りがある無し、赤字が出る、という考えではないのです。

一勝一敗。
トントン。

これが遊びでは一番楽しい、という結論。
バーベキューとかをやるのと、変わらないんですよね。

こういう楽しいイベントがあると、さらに俄然仕事も頑張るわけで。
と言うより、このイベントを1日入れてしまったことにより、
日々のしわ寄せが鬼。が、頑張れます!泣


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そんな妙竹林な遊び論みたいなものを唱えてしまいましたが、
もう一人、遊びを体現している人物がおります。

THE COLLECTORSのギタリスト、古市コータローさんその人です。
氏は生粋のMODなので、どこまでが仕事で遊びかを
充分に熟知した方。

そんな彼が、古着店を開くという。
この話の相談をされたのが5月末。

「庄ちゃん、俺さ、古着屋やると思うんだけどさ、どう思う?」

このメールが届いた時は、さすがにびっくりした。

氏の今のバンドの活躍や忙しさ、流れを知っているので
どう考えても時間の捻出は無理であろうと思っていた。
しかも開店予定は9月の頭。
しかしやると決まった以上は、近所に住む者としては手伝うしかない!
(僕とコータローさんはたまたま住まいが近所。とにかく近所w)

コータローさんは目白の生まれであり、そこの実家を活用しての
古着店開業。彼の生家というトピックもファンとしては嬉しい話だろう。
なぜ嬉しいのかは、氏の壮絶なる半生が綴られた自伝を読んでいただきたい。

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乏しいながら、僕も若き日のころ、
古着店でアルバイトをしていたこともあり、
化石のような情報と記憶を辿り、助言にはならないので、
一緒に考え、悩ませていただきました。
僕は内観ディレクション、店名ロゴ等で関わらせていただきました。

目白は昔から政治屋や皇室関係の自宅などが並び、
とてもハイソなイメージのある高級住宅地ではありますが、
子育てするには最高の環境の街です。
その街にカーナビストリート感が持ち込まれる痛快さ。
これぞ究極の遊びといえよう。

僕が相談を受けた時の氏の一言。

「俺もさ、この歳だからさあ。やりたいことはもうさ、やっておかないとって思ったんだよね。ホラ、親がさ、ああいう親だったじゃん?どっちもアパレルでさ。俺、ギタリストか服屋になりたかったからさ。」

そういうことなんだと思う。
シンプルで、いいんだと思う。
誰が何を何と言おうと。

店名は「DUST AND ROCKS」
氏が敬愛するポールウェラーの渋い楽曲から。

DUST AND ROCKS 〒171-0031 豊島区目白3-14-7

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土曜の夜と日曜の朝 第二十三回目仕事の鬼化です!w
何のためにこんなに忙しいのか!
若き日はまさに特にビンボー暇なしを地で行っておりました。
働き方改革なんてちゃんちゃんらおかしいぜ!みたいな。
秋ですねえ。
ここ一ヶ月、糖質ダイエットをしています。
5キロ痩せました。
だらだらラーメン&カレーばかり食ってたら
成長が止まらなくなり肥大化していくので、
さすがにこれでは….と一念発起!
炭水化物の類は一切口にしておりません。
まるでムショ暮らし。。。
食欲の秋という触れ込みとは真逆な年月になりそう...

土曜の夜と日曜の朝 第二十三回目

仕事の鬼化です!w

何のためにこんなに忙しいのか!
若き日はまさに特にビンボー暇なしを地で行っておりました。
働き方改革なんてちゃんちゃんらおかしいぜ!みたいな。

秋ですねえ。

ここ一ヶ月、糖質ダイエットをしています。
5キロ痩せました。
だらだらラーメン&カレーばかり食ってたら
成長が止まらなくなり肥大化していくので、
さすがにこれでは….と一念発起!
炭水化物の類は一切口にしておりません。
まるでムショ暮らし。。。

食欲の秋という触れ込みとは真逆な年月になりそうです、2017年は!

8月はとにかく忙しくて、ここの更新もままならない時間でした。
レコーディングが終わると、つくりもの月間がやってきます。

10月に2(ツー)、GOING UNDER GROUND。
11月にLayneとリリースパーティーだらけ。

つくりものとは、主にジャケット、MV、アー写、といった
いわゆるレコードの「顔」的部分の作業です。

音だけが仕事のすべてではありません!
こういうクリエーティヴも音と同様に重要!

ということで頭の中を切り替えて、
クリエーティヴ・ディレクター、アート・ディレクターとしての
モードへと切り替えるのです。

このサウンドだからフィットさせることもあるし、
外すこともある。。

なんというか、音もそうなのですが、スタイリングに近い作業なのかもしれせんね。
組み合わせの妙を図るわけですから。

僕の一存だけでは決められません。
アイディアは僕らから出すこともあれば、メンバーから出てくることもあります。
都度話し合い、決めていくのでございます。

福岡のイベントで、先行発売します。GOINGとLayneのアルバムの。
この夏は制作に投資しまくって会社に金が無いので、是が非でも買ってくれーい!泣

みたいな。

土曜日の夜と日曜日の朝 二十二回

この夏はアルバムを3枚作った。(正確にはまだ制作中)

ちょっとあまりに日々が慌ただしく、家族との時間が取れず、どこか後ろめたさを感じながら暮らしていた。

このレコードたちは、夏の結晶だな。

Layneという、若いロックバンドがyouth recordsに入ってきた。もう既出の情報だから、知っている方もいると思う。只今、絶賛レコーディング中だ。オケは終わって、今は歌入れをしている。

彼らとはいまから2年前に出会った。現・Layneのマネージャーである、タワ村くんから送られてきたサウンドクラウドの音。

「庄司さん、このバンド、どう思います?」

というメッセージと共に。

ベタだが、聴いた瞬間、ビビビ!と何かが走った。
すぐさまスタッフたちに聴かせ、ライブを観に行こうという運びに。タイミング良く、初めて音を聴いた翌日がライブだった。

杉並区の高円寺で催された、ハードコアなモッドパーティー。普段のステレオタイプな音楽イベントやフェスでは見受けられない、クールなモッド人たちが集まるような宵だった。
運動ジャージ上下姿だった自分は、完全に浮いていた。まあ、それはそれとして。

初めてLayneの演奏を観たその瞬間、ヤラれた。声、ハーモニー、メロディー、勢い、グルーヴ。ツボだった。

すぐさま契約しようと思った。

その後、すぐにでも、という気持ちではあったが、バンドと話を進めていく上で、退っ引きならない事情などで何度かメンバーチェンジを経て、漸くバンドが固まったタイミングが、今年だった。

気づいたら2年という月日が流れていたが、ベストな状態に仕上がった。

僕はLayneってどんなバンドだろう、と考えながら、プレス用のリード文をしたためた。

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↓ それは、こんな文だ。

「ロックンロールってなんだろうといつも思う。
やっぱり何かを充分に理由立てて理解するということではなく、
衝動的、反射的に駆り立てられるものこそが、其れなのではないだろうか。

素敵な女の子がいたら抱きしめたい、イカしたレコードを聴いたら踊りたい、
クールな洋服があったら袖を通したい、などと思うことと同じで、其処には迷いなんかは生じず、
その衝動を感じる瞬間がいかに短いかどうか。
そして其れを何でそう感じたかの理由は解らない事の方が、ずっと好い。
Layneの鳴らす音楽には其れらが、在る。

これすなわち、純正なるロックンロールである。」

なんとなく想起頂けただろうか。

現在、1stアルバムを作っているが、その前に、7インチをリリースするためのレコーディングを先に行った。

https://youtu.be/jztB0R0OIKk

ステイウィズミー。
リーガルエイジティーンエイジャー。

この2曲。

9月末にリリースする。

みなさん、是非聴いてみてください。

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10月には、福岡でアロハナインさんと一緒にイベントをやります。アロハナインさん、もう創業して21年も経つんだって。すごいことです。こちらも是非遊びにきてください。

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2017年 10月21日(土)

alohanine × youth records presents

「週末ダイナー ~福岡久々編~」

[ 会場 ] INSA  http://insa13.com/

[ 時間 ]  OPEN /17:00   START / 18:00

[ チケット ]  前売り: 3000円 / 当日 3500円 (税込 / ドリンク代別)

e+(イープラス)
http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002234711P0030001

DOUBLE OO ONLINE STORE
https://doubleoo.stores.jp/items/5997ea10c8f22c432a00b74c

[ DJ ]

やついいちろう(エレキコミック)
庄司信也(youth records)

[ BANDS ]

GOING UNDER GROUND

Layne

[ お問合せ ]  DOUBLE OO ‘09  TEL / 092-725-4900  MAIL / doo09@alohanine.com

土曜の夜と日曜の朝 第二十一回目

8月に入り、私もまた一つ歳を重ねました。

39回目の8月。

蝉時雨、打ち水、風鈴、花火、スイカ、瓶ビール、蚊取り線香、肝試し。。。。

日本の夏は、本当に美しい。

人生の中でも煌めいた思い出が詰まっているのは、やはり夏。

今回は、そんな夏のアンセムソングたちをご紹介しようと思う。

ある曲は夏の暑さを回避するためのサマーブリーズ、ある曲は灼熱の炎のような茹だりをかもち出すもの、と 夏日常音楽たち。

まだ暑いうちに、たくさんの思い出を作ってください。

Breakwater - Work It Out

海に向かう道すがらドライブの時アルトサックスのテーマフレーズが最高。

Ben Watt - On Box Hill

このひんやりした音像は、暑い夏の夜のクーラー代わり。

MARINA LIMA - O Chamado

夏の夜、ふわふわと酔った時に良く聞き聞くし、効きます。気持ちいい。

Art Garfunkel - Crying in My Sleep

音はジャケの如し。少し日が下がった浜辺で聞きたい、優しいメロディー。

Randy Edelman l Bluebird

なぜか僕はこの曲を聴くと、幼少期の「あの夏」を思い出す。もちろんその頃から知っている曲ではない。でも、そういう感覚って、ない?

Sivuca - Sivuca

ブラジルMPB界を代表するアコーディオン奏者/ギタリスト。森林や緑を感じる音像で、涼夏。

BROWNSMITH Circus Ride

サマーブリーズです。

America - Ventura Highway

サマーブリーズ2です。

Gwen McGrae-Rockin’ Chair

夏の暑い夜。マイアミソウル。

Dennis Brown - Love Has Found It’s Way

レゲエは暑い太陽の下で聴きたがるもの、かもしれないのだが、この曲はクーラーガンガンのとこで聞きたいラバーズロック。

Bob Marley & The Wailers- Waiting in vain

美しさ。カリブ海の恵み。ラジオからかかってくるボブのアートフォーム。

The Legendary Jim Ruiz Group - Oh Brother Where Art Thou?

1995年、アメリカ、ミネアポリスの夏の幻影。

土曜の夜と日曜の朝 第二十回目
おはこんばんちわ。
先週も忙しくて休載してしまいました。。
すみません。。!
甘えですね。。
とはいえもう年明けから開始したこの連載も20回目か。
早いのか遅いのか。
先週末はと言いますと、僕がブッカーとして関わっているキャンプ型音楽フェスの開催日でございました。
夏は音楽屋としてはイベントが多く、稼ぎどきではあるのですが、流れに任せてたゆたってしまうと
「ああ、夏だな。」
と、つぶやいてたと思ったら、気づいたときには既に過ぎ去っていくものでございます。
だってもう...

土曜の夜と日曜の朝 第二十回目

おはこんばんちわ。
先週も忙しくて休載してしまいました。。

すみません。。!
甘えですね。。

とはいえもう年明けから開始したこの連載も20回目か。
早いのか遅いのか。

先週末はと言いますと、僕がブッカーとして関わっているキャンプ型音楽フェスの開催日でございました。
夏は音楽屋としてはイベントが多く、稼ぎどきではあるのですが、流れに任せてたゆたってしまうと

「ああ、夏だな。」

と、つぶやいてたと思ったら、気づいたときには既に過ぎ去っていくものでございます。
だってもう7月も終わりなのですよ。
暑いなあ、なんて 思っていても一興として捉えとかねば、夏を噛み締めねばなどと
感じながらもクーラー温度16℃設定。ド阿呆。

そうそう、キャンプです。フェスです。

僕はアーティストのブッキング担当なので、
基本的には当日以前の仕事なので、当日はアーティストさんや
スタッフさんのケアとか挨拶回りが主立った動き。

忙しいとは言いつつも、仕事感は薄いのです。。(諏訪さんごめんなさい。)

ありがたいことに自分の身の周りの友人たちも
遠方からオートキャンプ仕様で遊びに来てくれます。
みんな優しい人たちばかりなので、僕がフラフラしていると

「庄司さん!こちらでくつろいでください~。」

と、声をかけてくれて、ありがたいことに、とても気を遣ってくれます。

招かれていった先にある、その彼らのキャンプギアの充実さにびっくり。

テントはもちろん、直射日光を回避し風を浴びれるタープ、
他、お肉を焼けるものや、鉄板、テーブル、細かな食器、チェア、コーヒーグッズ、焚き火セット、などなど。

我が家も簡易的なテントや椅子、テーブル、マグカップ、クーラーボックス、そしてそれらを運ぶ車輪付きカート、この程度なら所有しているが、初歩中の初歩程度。

比べものになりません。

この日の夜は、音楽を聴きながら子供と遊び、夜はキャンプクルーと肉を焼いた。

宿泊は結局ホテルだった。。。

最近、僕のまわりもキャンプをライフスタイルとして取り入れ、休日にもなると遠方へ出かけ、アウトドアをキメている友人が増えてきた。

家族や友人たちとわいわい焚き火を囲み、満天の星空の下、小さなラジカセで音楽を掛けて、食事やお酒を楽しむ。。

たしかに醍醐味感を感じる。。!

それは確かに感じるのですが、いまいちまだ心に火が点かない自分がいる!

食事をし、就寝まで共に過ごす感じがピンときてない?

家屋でやればいいことを何故わざわざ屋外で?

夏の虫問題はどうなる?蚊は大嫌いなんだ。

シャワーに入りたい。

クーラーが無いと、寝付けないんだ。

そもそも健康的なイメージを信じ切れていない?

(patagoniaを愛しているくせに?)

、、、などと口にするには憚らない、野暮なことが首擡げる。

みなさん、どうだろうか?

とどのつまり、こねアウトドアライフ、キャンプライフの意義を、この非力貧弱な俺に教えてはくれないか!?

田舎育ちが聞いて呆れる。

父親としては、濁流の中、果敢に勇み足。バッバッバッと今晩のおかずの魚を釣り上げ、火を起こし、いわばスーパーマンのように振る舞いたいものだ。

40の手習いではないが、近く意義を学び反芻し、弟子入りしたいと思う。

土曜の夜と日曜の朝 第十九回目レコーディング雑記。
先日もここで記したが、何しろレコーディングの日々だ。
午前中に入り、気がつくともう夜。
スタジオ内にいると、日が当たらないので、
時間軸が掴めなくなる。
ずっと音との対峙のため、ある種の息抜きは
お昼ご飯や夕ご飯だけ。この時間もある種、命がけである(笑)。
まあ、働く者のセオリーは、基本そうか。
いい音が取れたから今夜は乾杯!なんて
モードにも勿論ならない。
次の日がさらにレコーディングだから!(笑)
ミュージシャンを掴まえて飲み屋に連行、なんて...

土曜の夜と日曜の朝 第十九回目

レコーディング雑記。

先日もここで記したが、何しろレコーディングの日々だ。

午前中に入り、気がつくともう夜。
スタジオ内にいると、日が当たらないので、
時間軸が掴めなくなる。

ずっと音との対峙のため、ある種の息抜きは
お昼ご飯や夕ご飯だけ。この時間もある種、命がけである(笑)。
まあ、働く者のセオリーは、基本そうか。

いい音が取れたから今夜は乾杯!なんて
モードにも勿論ならない。
次の日がさらにレコーディングだから!(笑)
ミュージシャンを掴まえて飲み屋に連行、なんてもってのほか!

こんな風な毎日なので、特に何も起こらない。
….なんてこともないのだが、とりとめのないことや
くだらないことは起こり得るのですが、特に
わお!なんてことは音楽以外では起こらないのです。

平坦ですよね。

でも、あれなんです。

こういう穏やかな、普通の日々が一番の理想なのです。

普通であること。
平熱であること。

かつての若者時代は狂騒や熱狂の中に身を置きたいと
思っていましたが、年齢とともに、穏やかさを求めておりますね。
あゝ、縁側。

なんて、こういう老生命たところから普通主義を想起しているわけではなく、
考え方としては、こうだ。

ものづくりをして世に出す以上、可能な限り多くの方に聴いてもらいたい、見てもらいたい、
そんな風に思っています。
それを送り出すものとしては、できるだけ普通であるべきなのです。
これはある種、誤解を恐れずにいうと、努めてそう意識している部分もあります。
それはなぜか。
勘違いをして特別な意識や満たされたある一定の偏った価値観を持ってしまうと、
悪い意味で浮世離れをしてしまうのです。
かつてはそういう煌めいたものが魅力的に感じていた頃もありましたが、
青葉が枯れてこその素敵さがあることを知った今では、その煌めきが
鈍く感じてしまいました。

ただやはりこれはきっと「いいものだ」と自分で思うものは、
多くの方と共有したい、という欲求はまだあって。

そうするには普通であること。
そうでないと、奥行きが無い一過性のものだけになってしまいます。
欲が深いもので、長く深いお付き合いが理想なのです。

言わずもがな、SNSを駆使すれば誰もが発信できるこの時代、
普通であることが難しい、とさえ思います。

そんな中で、自分たちのためのお客様やリスナーなのではなく、
お客様やリスナーのための自分たちでありたい。
特に音楽は、まず皆さんに聴いてもらわないと、何も始まりませんから。

土曜の夜と日曜の朝 第十八回目

最近、長女(高校2年生)が、英国にかつて存在したバンド、oasisにハマっている。
音楽好き父親としては、

「おっ」

ってなもんだ。

… 僕もoasisを聴き始めた頃は、高校2年生くらい。
1995年か。

奇しくも同じ時期だ。

解散してもう10年近く

その頃、ブリットポップというムーブメントがあって
たくさんのイギリスのバンドがシーンに出てきた。
今思えば、レコード会社やメディアが盛り立てた
人工的仕掛け色が強いシーンではあったが、
まんまと僕もそれに乗り、英国産の音楽を聴き漁っていた。

(↓以前インスタにした写真は、当時の僕の部屋の一室の壁だった。
oasisを初めとした様々なロックバンドのピンナップのコラージュだらけだった。)


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oasisの魅力は、その楽曲の良さは当然のこと、
ギャラガー兄弟の有り様も独特で、特筆すべきなとこがありすぎ、
いわばロック・スターという言葉尻の古典だ。
有名すぎるバンドなので、いまさらここで、この曲がどうだ、とか
そんなことは何しろ言うに及ばず。

長女がoasisブームということもあり、
遅ればせながら、ドキュメンタリー映画「super sonic」を観てみた。

oasisはoasisだ。
愛すべきチンピラ。
思えば解りやすく自分のロック性を育んでくれたのは、
この二人かもしれない。

この何しろ

「知るかよ」精神。

時としてヒップホップやプロレスの舌戦さながらの
言動や揉め事を起こし、話題に事足りない。

その取り沙汰される粗暴さ溢れるキャラクターとは裏腹に
あの壮大な美しいメロディー、アレンジが奏でられているという
奇跡的ギャップ。

パンク育ちの高校生だった僕は粗暴だったら音や表現も粗暴、という
安直なものの成り立ちを考えていたので、このギャップには驚いた。

彼らは知っている。
彼らは何が欲しいか。
手に入れ方もその価値も知っている。

行いや素行でどうこうあっても、
結局残っていくのは、曲であるということを。

映画・ゴッドファザーやThe Beatlesと同じ作用で、
oasisも歳を経て聴くと新たな発見がある。

それはスタンダードである証であり、
皆で共有する公園のようなもの。

土曜の夜と日曜の朝 第十七回目‬

‪先週はわたくしが怒涛の地方ロケ、移動が重なり、‬
‪ゆっくりとパソコンに向かえなかった為、更新が出来ず仕舞いでした。‬

‪ちゅいまちぇ〜ん。‬

‪現在、youth records若手ニューカマー、ニューフェイスの‬
‪某バンドのレコーディング最中。‬

‪何度となくレコーディング作業を行っていますが、‬
‪スタジオワークはいつも新鮮で楽しい時間でもあります。‬
‪(過酷な場合もありますが。)‬

‪レコーディングの前に、もちろんソングライターによる作詞作曲というものが基礎にあり、‬
‪次にプリプロダクションという行程があります。‬
‪簡易的なスタジオで行ったりリハスタで行ったりと‬
‪形状や場所は様々。‬

‪ここでアレンジやテンポを詰め、レコーディング本番に臨むのです。‬
‪レコーディングではそのプリプロで詰めたものを録音していくという流れです。‬

‪踏まえますと、このプリプロが命とも言えますね。‬
‪ここで楽曲の輪郭や表情がどんなものかというものが立ち上がってきます。‬

‪僕らはよく合宿をしてプリプロをしてましたねえ。‬
‪ちょっと都心から離れた場所で、4、5日間くらい‬
‪泊まり込みで音楽だけに集中して行うのです。‬
‪喧騒から離れるとわかりやすく集中できるんですよね。‬

‪そこで出来たものを、スタジオに持ち込み録音するのです。‬

‪まずスタジオに入って、エンジニアさんと録音したい音を各々作っていきます。‬
‪この時、担当していただくエンジニアさんと事前に音のイメージの共有が大事ですね。‬
‪音が決まったら、ドラム、ベース、リズムギターで、曲のベーシックになるリズムを録っていきます。‬
‪それをベーシックに上物(いわゆるリードギターやキーボード等)などを重ねる、ダビングという行程を行います。‬

‪その仕上がったオケを基に、歌を入れていきます。‬

‪それらをクリアしましたら、エンジニアさんがミキシングを施します。‬
‪いわばデザインに近いものですね。‬
‪録音したものの音源を加工、整理整頓と言いますか。‬
‪そういう重要な行程です。‬

‪で、そのミキシングされたものをマスタリングという最終行程を行います。‬
‪端的に言うと、音質や音圧の調整です。‬

‪ここで作られたものが各音楽のパッケージングになっていくのであります。‬

‪音楽というものは、やはり物質的なものではないので、‬
‪そういう目に見えない、中空に浮いているようなものを捉え、‬
‪ソングライターがメロディー、リリックに表し、楽曲のイメージを‬
‪バンド全体で共有し、各々のパートで立体にしていく。‬
‪その曖昧なものから具体性を帯びていく過程にダイナミズムを感じるのです。‬

‪そのプロセス、アプローチはバンドそれぞれで異なり、眺めているととても面白いものです。‬


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この夏は、このニューカマーと2とGUGの録音が待っているので、
パーリータイムなのです。

日焼けしない夏のはじまりです。

作品が出来上がるのを楽しみにしていてくださいね!